謝辞
はじめに
「蔵書印ツールコレクション」は、国文学研究資料館の准教授であった故青田寿美氏が推進した日本学術振興会科学研究費補助金挑戦的研究(開拓)「蔵書印データベースの高次利用に向けた情報拡充と篆字学習インターフェイスの開発(JSPS科研費 JP20K20325, JP18H05304)」により、その研究分担者が所属する当研究所において開発した「篆字画像検索システム」及び「篆字部首検索システム」に、国文学研究資料館が2022年度末の運営停止を決定した「蔵書印データベース」を継承し、検索機能を新規に開発した「蔵書印データベース検索システム」を加えたものです。継承に際しての蔵書印画像の利用条件の確認作業では国文学研究資料館にご協力をいただいたことをここに感謝いたします。
提供資料
篆字画像検索システム及び篆字部首検索システムで用いられている文字画像は、以下の組織から公開されている篆書画像を利用させていただいております。(リストは50音順)
- お茶の水女子大学附属図書館
- 京都大学人文科学研究所
- 国文学研究資料館
- 国立国会図書館
- ハーバード大学図書館ハーバード燕京図書館
- 新潟大学附属図書館
- 早稲田大学図書館
この文字画像は全体で13,213文字種、181,084文字となり、文字画像としては人文学オープンデータ共同利用センターのWebサイトにおいて「篆書字体データセット」として公開されています。
篆字画像検索システムのサンプル画像には、「九州帝國大學圖書印」(九州大学附属図書館所蔵)を利用させていただいています。
蔵書印データベース検索システムで用いられている蔵書印画像は、以下の組織及び個人のご厚意により利用させていただいています。(リストは50音順。組織名は敬称略)
- 愛知教育大学附属図書館(個別利用許諾)
- 大阪大学附属図書館(個別利用許諾)
- 九州大学附属図書館(オープンアクセス)
- 杏雨書屋(個別利用許諾)
- 京都大学図書館機構(オープンアクセス)
- 国文学研究資料館(オープンアクセス/個別利用許諾)
- 国立国会図書館(オープンアクセス)
- 聖心女子大学図書館(個別利用許諾)
- 関明子様(個別利用許諾)
- 棚橋正博様(個別利用許諾)
- 中央大学図書館(個別利用許諾)
- 東京大学総合図書館(オープンアクセス)
- 東京大学東洋文化研究所(個別利用許諾)
- 丼古庵様(個別利用許諾)
- 中野学而様(個別利用許諾)
- 松永瑠成様(個別利用許諾)
- 山本和明様(個別利用許諾)
- 立教大学図書館(個別利用許諾)
- 早稲田大学図書館(個別利用許諾)
蔵書印ツールコレクショントップページで用いられている背景画像は、『漢篆千字文』(国立国会図書館デジタルコレクション)を加工して作成しています。
コンテンツ構築
蔵書印データベースのコンテンツ等作成
蔵書印データベースのコンテンツ等の作成に貢献された方々は以下のとおりです。 (50音順・敬称略・国文学研究資料館蔵書印データベースの最新版より転載 2023-02-28)
青田寿美 ・ 淺川槙子 ・ 上田雄太 ・ 大内英範 ・ 大内瑞恵 ・ 大貫俊彦(RA) ・ 大野順子(RA) 片岡正志 ・小枝 駿 ・ 小宮山嘉浩 ・ 澤本美希子 ・ 篠原将成 ・ 関 明子 ・ 高野純子 ・ 髙柳浩平 陳 可冉 ・ 中山陽介 ・ 丹羽みさと(RA) ・ BJOERK Tove ・ 藤田加世子 ・ 星 達人 ・ 堀口 渚 益滿新吾(技術補佐員) ・ 松永瑠成(RA/プロジェクト研究員) Thanks to the support from 筒井優子 ・ 本岡耕平
篆書字体データセットの構築
篆書字体データセットの構築に際しては「切り出し君2017 IIIF版」を利用しました。
蔵書印ツールコレクションの解説動画作成
藤原静香(京都女子大学)
システム構築
本システムやこれに関わるデータは世界のエンジニア達によって開発され共有されているオープンソースソフトウェアを活用することにより開発されました。主な利用ソフトウェアは以下のとおりです。
システム運用
- Ubuntu
- Apache HTTP Server, nginx
- Elasticsearch
- Python
- TensorFlow Lite
- OpenCV
- React, Bootstrap, jQuery
データ構築
- CentOS
- Apache HTTP Server
- PHP
- ImageMagick
- IIIF Curation Viewer, Leaflet, OpenSeadragon
- Google Chrome, Mozilla Firefox
深層学習
- Ubuntu
- Python
- TensorFlow, scikit-learn
- OpenCV
システムの構築は有限会社フェリックス・スタイルが主となり、一部を当研究所主席研究員永崎研宣が担当しました。